【介護士とヘルパーの違いについて】介護業界の資格と役割を解説
2022.11.17掲載
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介護・福祉の情報職種を解説
「介護士」「ヘルパー」「ホームヘルパー」「介護職員」「介護福祉士」等、介護業界で働く人には様々な呼び方があります。が、明確な違いがあるか疑問に思った事ありませんか?
 
今回は、呼び方や役割の違いを解説したいと思います。
 




項目

  • 介護士とヘルパーの違いは?
  • 2 ヘルパーに種類と資格は?
     ①介護職員初任者研修
     ②介護職員実務者研修
     ③介護福祉士
     ④無資格
  • 3介護士・ヘルパーとして働くなら資格取得がおすすめ!
  • 4まとめ

1.介護士とヘルパーの違いは?

介護士とヘルパーの明確な違いはございません
介護の資格として「介護士」や「ヘルパー」という資格名は存在しません。
無資格の方でも、介護職に就いていれば誰でも名乗れるのが実状です。
ただ「介護福祉士」については国家資格でもあるので明確に区別される事が多いです。
求人募集や施設紹介等の中に「介護福祉士」とあれば資格保持者に限定された人の事を指しているのでご注意ください。

一般的に介護業界でよく使用される使い方の違いは
「ヘルパー」「ホームヘルパー」
日常生活に支障のある高齢者の方や障がい者の方のご自宅に訪問して、食事・入浴・着替え等の介助などの介護サービスを提供する人の事を「ヘルパー」や「ホームへルパー」と呼ぶ事が多いです。

「介護士」「介護職員」
介護施設や病院などの医療機関で介護で働いている人や、介護の仕事をする人をまとめて呼ぶ事が多いです。

「介護福祉士」
介護福祉系資格の中で唯一の国家資格です。給与や活躍面等が異なってきます。
詳しくはこちらを参考にして下さい

2ヘルパーに種類と資格は

介護で最も一般的な資格は「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」「介護福祉士」の3つになります。

以前は介護業務に携わる人はホームヘルパー1~3級の資格を有している事が必須条件でしたが、2012年度末(2013年3月末)に資格制度が廃止されました。
その後介護職員初任者研修、介護職員実務者研修などに引き継がれ現在に至ります。

①介護職員初任者研修
「介護職員初任者研修」は介護の基礎知識・スキルがある事を証明できる入門資格です。
旧ホームヘルパー2級から移行したもので、旧ホームヘルパー2級の方は初任者研修の資格と同等とみなされます。

②介護職員実務者研修
「介護職員実務者研修」は介護研修初任者研修の上位にあたる資格です。
旧ホームヘルパー1級から移行したもので、旧ホームヘルパー1級の方は実務者研修の資格と同等とみなされます。


③介護福祉士
「介護福祉士」は介護職の中で唯一の国家資格です。
実務者研修取得していないと介護福祉士の受講資格がありません。
介護福祉士についてはこちらでまとめてあるのでご参考下さい。


④無資格
無資格の方でも介護のお仕事に就く事は可能です。
資格保持者の方との違いは、「身体介護」が出来る様になる事です。
下記にて詳しく説明していきたいと思います。

3.介護士・ヘルパーとして働くなら資格取得がおすすめ!

これから介護士・ヘルパーとして働いていくのであれば、資格を取得した方がメリットが大きいです。
対応出来る仕事の内容の他、給料面や待遇面、就職や転職が有利になるなど、無資格よりも得られる事が多いです。
無資格者と資格保持者の違いについて少し説明したいと思います。

■仕事内容■
まず、介護の仕事は大きく分けると
【身体介護】食事・排泄・入浴など利用者様の身体に直接触れるサポート
【生活援助】買い物や料理・送迎等の身の回りサポート
2種類になります。
資格保持者でないと「身体介護」を行うことが出来ない為、無資格の方は生活援助が主な仕事となります。
資格によって仕事内容が変わるので、自然にスキルアップや周りからの信頼度も変わってくる事もあります。

■給与・待遇■
資格を保持していると、資格手当等で給与面が上がる亊が多いです。
特に「介護福祉士」を持っていると年収・給料・時給が大きく変わってきます。

※上記表:厚労省データ参照

給与面以外の福利厚生等の待遇面に関しては、ほとんど違いはないかと思います。
が、アルバイト・パートで働いている方が正社員登用されたり、既に正社員で働いている方はリーダーを任されたりする事が多いです。
介護福祉士になる事で、自然と信頼度が上がりやすくなります。

■就職・転職時■
介護福祉士は国家資格なので、介護業界内の転職にはかなり有利になります。

特に訪問介護サービスでは基本的に利用者様のご自宅に伺って介護サービスを提供する為、初任者研修以上の資格保持の方を採用する施設様が殆どです。
資格を取得する事で、働ける施設等仕事の幅を広げる事が可能になります。

4.まとめ

慢性的に人材不足である介護業界なので、長く業界で働く予定であれば給与面や勤務先面でも違いがあるので資格は保持しておいた方がいいと思います。
働きながらも上位の資格取得も出来るので、キャリアアップ目指すことも可能です。
資格保持の有無で区別される事はあるとはいえ介護業界で働くのに一番大切なのは利用者様や一緒に働くスタッフへの思いやりです。
対人の仕事となりますので、人のために行動出来て気配りが出来る方や責任感が強い方はお勧めの仕事です。

その他、介護・福祉業界に対する興味関心の高さや、コミュニケーションスキルも重要視される要素です。
自分自身の適性をしっかりと見極め、介護・福祉業界に就職・転職するかどうか判断しましょう。