【介護福祉士について!】資格概要・取得方法・費用や期間も紹介
2022.10.21掲載
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介護・福祉の情報職種を解説
介護福祉士は、要支援・要介護認定者やその家族とケアプラン(介護サービス給付計画)を作成し、
自治体や他の施設等と連絡調整を行うお仕事です
介護関連の資格では最高の位置付けの唯一の国家資格の「介護福祉士」

今回はそんな介護福祉士の資格取得方法からお仕事内容等を詳しく紹介いたします!

 




項目

  • 介護福祉士とは?
  • 2 介護福祉士になるには?
     ①実務経験ルート

     ②養成施設ルート
     ③福祉系高校ルート
  • 3 介護福祉士取得までの費用や期間
  • 4介護福祉士の働き方
  • 5まとめ

1.介護福祉士とは?

介護職で唯一の国家資格介護のプロとして現場で活躍出来ます
介護福祉士は、数ある介護に関わる資格の中でも唯一の国家格です。
介護福祉士は、専門知識と技術を活かして利用者様の身体上・精神上のケア、現場職員の指導や育成を行います。
さらに介護職への指導や利用者様の相談や助言等、より幅広い仕事に携わる事が出来る資格です。
専門知識や知識を有しているとみられるため、就職・転職の際にも有利になります。
一度取得すれば、全国どこでも通用し、更新もないため一生物の資格として生かすことが出来ます。

2介護福祉士になるには?

介護福祉士になるには主に
①実務経験ルート
②養成施設ルート
③福祉系高校ルート
の3つのルートから資格を取ることが可能です。

①~③どの方法でも筆記試験に合格する必要がありますが、受験資格を得るまでのアプローチが異なります
下記では各ルートの詳しい内容を紹介していきたいと思います。

 

①実務経験ルート
 実務経験ルートでは、介護等の現場3年以上且つ540日以上従事した方で、「実務者研修」講座を修了する事で受験資格が得られます。

 ■実務経験とは、介護施設や病院等で介護職やヘルパーとして働いた実績になります。
  働き方には規定はないので、正社員・派遣・パートとして働いた経験が実務経験として実績となります。

 介護の仕事自体は無資格・未経験から始められる施設等もある為、働きながら実務経験を増やしつつ資格取得を目指す事も可能です。


②養成施設ルート
 養成施設ルートでは、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校または都道府県知事の指定した養成施設において、介護福祉士として必要な知識と技能を修めて卒業した方は受験資格が得られます。

 ■養成施設の入学資格は、高校卒業以上です。
 ■養成施設へ通う期間は、卒業した学校の種類によって異なります。
  ・一般の高校や大学を卒業した場合→2年以上
  ・福祉系大学や社会福祉士・保育士等の専門学校を卒業した場合→1年以上

 福祉業界について幅広く学べ、且つ一緒に学び目標に向かえる仲間と共に目指せます。

 

③福祉系高校ルート
 高等学校または中等教育学校(含:専攻科)において福祉に関する所定の教科目及び単位を修めて卒業した方は受験資格が得られます。

 ■専門学校とは異なる為、介護福祉に特化した授業のみでなく数学や理科等の一般科目も学べます。

 福祉系高校ルートの場合は通いながら知識や技術が身に付く為、他のルートよりも早い段階から介護福祉士として活躍出来ます。

※「経済連携協定(EPA)ルート」もありますが、今回は主な上記①~③のみ記載させて頂きます。
 ちなみにEPAルートとは、
 EPA(経済連携協定)介護福祉士候補者として来日し、3年以上(在職期間3年以上且つ実働日数540日以上)介護等の業務に従事した方 は受験資格が得られます。

 

3.介護福祉士取得までの費用や期間

ルートによって異なる為下記の表を参考にして下さい

※上記表はあくまで目安の為、学校等によって異なるので詳細の金額等は、各学校にお問い合わせください。

 ■資格取得に一番金額が安いルートは、実務経験ルートになります。
  実務経験ルートは学費や実習費がかからない為、費用の大半は実務者研修の受講料になります。

 ■資格取得に一番期間が短いルートは、養成施設ルートになります
  福祉系の学校に通う場合は、一般的にカリキュラムが1850時間で最短で2年後には受験資格が得られます。
 ※夜間学校は昼間と比べて授業の時間が短いので、3年制になっている学校が多いです。

【介護福祉士試験】
  ・年1回(実技試験・筆記試験)
  ・試験の日程 毎年1月下旬。午前と午後があり計3時間以上
  ・受験料:15,300円
   登録料:登録免許税9,000円、登録手数料3,320円

 

4.介護福祉士の働き方


■介護福祉士の仕事内容

介護福祉士の仕事内容は、
「身体介護」「生活支援」「相談・助言」「社会活動支援」「チームマネジメント」に分類されます。
下記では項目別に具体的な仕事内容をご紹介します。

「身体介護」
身体介護は直接利用者の身体に直接触れ、入浴や排せつ・食事などの介助を行います。
こうした日常生活に必要な介護サービスを利用者様に応じて提供します。
また、要介護者の自立生活を支援する為に横で見守る行為も身体介護のお仕事になります。

「生活支援」
生活支援は、日常生活において利用者様が自ら行う事ができない洗濯や部屋の掃除、買い物などの家事を行います。
生活援助は介護を必要とする本人に対して行うものなので、本人にかかわりのない家事は生活援助には含まれません。

「相談・助言」
専門的な立場から、介護を受ける本人とその家族や関係者に対して介護に関する指導や助言を行います。
介護保険や要介護認定に関する相談から、サービスや福祉用具の案内、今後の介護方針等の相談を行います。

「社会活動支援」
就労支援や地域活動の提供や、社会参加の支援等があります。
要介護者の為に社会と孤立してしまわない様に、繋がりを保ち安定した生活が出来るようにサポートします。

「チームマネジメント」
介護業界で唯一の国家試験である資格の為、リーダーシップを養って介護職のリーダーとして活躍する事が多いです。
経験豊富な介護福祉士は、施設内のマネジメントや管理、スタッフの指導や育成を行ないます。


■介護福祉士の活躍の場

主に下記の様な場所で活躍されている方が多いです
・特別養護老人ホーム
・介護付き有料老人ホーム
・介護老人保健施設
・デイサービス(通所介護)
・グループホーム(共同生活援助)
・身体障害者療護施設
・訪問介護事業所
・医療機関


■介護福祉士のやりがいやメリットは?

介護福祉士の主なやりがいは、高い介護技術や知識の証明となる国家資格所持者として働ける事です。
介護業界での仕事の幅も広がりますし、利用者様の回復や成長等も間近で感じることが可能です。
ブランクが出来ても復帰しやすく、転職する場合も有利になります。今後の需要も増える仕事として期待があります。
キャリアアップの観点からも、介護福祉士の資格が無いと出来ない管理職等にも就く事も可能で、自分自身のモチベーションアップにもつながります。

何より他の介護系資格者と比べると、想定年収が高い事が多いです。

5.まとめ

介護福祉士として働くためには、「介護福祉士」を受験し資格を取得する必要があります。
介護の知識や技術を有する専門職として、キャリアアップも目指せ将来性もある仕事として働く事が可能です。
介護福祉士として成長・活躍できる職場が見つかると良いです!

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