【特別養護老人ホームとはどんなところ?】わかりやすく解説!
2022.06.13掲載
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介護士 転職

項目

  • 1 特別養護老人ホームとは

  • 2  1日の流れ

  • 3 主な仕事内容と働く人たち

  • 4 まとめ

1.特別養護老人ホームとは

特養(とくよう)は特別養護老人ホームの略称として一般的に認知されております。
要介護度が3~5の方が身体介護や生活支援を受けて居住する施設となり、終身利用できる介護施設です。

特養には、おもに従来型とユニット型の2種類があります。

従来型

昔からある従来型は4人部屋が多く、個室と4人部屋が存在する施設もあります。

介護スタッフの担当は決まっておらず、
複数人で協力しながら入浴や食事、排泄の介助を行うことが基本となるため、
施設全体で介護に取り組むイメージが強くなります。

ユニット型

従来型とは異なり、すべて個室で10室程度を1つのユニットとしてみなしております。
ちなみに2002年からユニット型が制度化されました。

施設全体で介護に取り組む従来型とは違い、ユニットごとに専任担当が配置され、
個別に介護を行うイメージが強くなります。

入居者様のプライバシーを尊重し、
家庭的な雰囲気の中で個別ケアを充実させることを目指したものとなります。

2.1日の流れ

特別養護老人ホームでは実際にどんなタイムスケジュールが組まれているのでしょうか?ある施設を例に表にしてみました。

ある施設の1日の流れ(例)

各施設によりスケジュールはいろいろですが、下記が1日の仕事の基本スケジュールとなります。

05:00 起床、離床介助、整容
06:00 朝食準備
07:00 朝食、食事介助、口腔ケア
08:00 記録や片付け
09:00 朝礼、業務の引継ぎ
10:00 入浴介助、排泄介助
11:00 リネン類の交換、昼食準備
12:00 昼食、食事介助、口腔ケア
 
14:00 お昼休憩等
15:00 書類作成や記録、仕事の処理
16:00 レクリエーションなど
18:00 業務の引継ぎ、夕食準備
19:00 夕食、食事介助、口腔ケア
20:00 おむつ交換、臥床介助、服薬介助
21:00 就寝準備、消灯
見回りなど
05:00 起床、離床介助、整容

3.主な仕事内容と働く人たち

職種

・介護職
・ケアマネージャー
・看護師
・栄養士

関係する資格

・介護福祉士
・介護職員初任者研修
・介護職員実務者研修
・認知症ケア専門士
・社会福祉士
・社会福祉主事任用資格
・看護師など

仕事内容

要介護3~5の要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、入浴、排せつ、食事などの介護や日常生活の世話や機能訓練、健康管理、療養上の世話をします。

・食事の介助
・入浴の介助
・排せつの介助
・着替えの介助
・見守り、生活相談
・機能訓練(リハビリ)
・医療処置(胃ろう、経管栄養、たんの吸引、点滴など)
・服薬の管理
・掃除、洗濯
・買い物の代行
・レクリエーション
・看取り介護
・医療機関との連携
・在宅復帰支援

4.まとめ

特養は、要介護度が3~5の方が身体介護や生活支援を受けて居住する施設となり、終身利用できる介護施設です。
従来型やユニット型によって仕事の流れは変わってきますが、
入居者様ひとりひとりに合わせた介護が必要になりますので、あなたの経験やスキルを活かせる環境があります。
入居者様との関係性をつくっていくことも大事な仕事になりますので、やりがいのある施設の仕事ですよ!

また、特別養護老人ホームで働いた経験のある方は、
「介護のプロ」という認識を持たれ、どこの現場でも重宝されるでしょう。
そこで培った幅広い経験と知識を生かし将来的にケアマネージャーを目指す方にもおすすめの施設です。